概要
一般的にメールデータを移行する場合は、移行先のアプリケーションからインポートすることが多いですが、Windows Live メール 2009 のデータを同一 PC の Outlook に移行する場合は、少々手順が異なります。
以下にその手順を記載します。(Outlook はバージョンが異なってもすべて手順は同一です。)
なお、Windows Live メールのバージョンが 2011 の場合は、以下をご参照ください。
Windows Live メール 2011 のメールデータを同一 PC の Outlook に移行する方法
http://outlooknavi.net/article/221867390.html
対象製品
Windows Live メール 2009
Outlook 2003~2010
移行手順
Windows Live メールから Outlook にデータを移行する場合、通常移行先のアプリケーションから「インポート」するその作業が、この組み合わせの場は Windows Live メールから「エクスポート」するという作業になります。
これは、Outlook が Windows Live メールとの連携に対応していないため、Windows Live メールから「インポート」ができないからです。
なお、この手順で移行した場合、メールのヘッダー情報が消えてしまうため、移行したメールに関してはそのまま返信や転送ができない場合がありますので、その場合はメール作成時に宛先を入れなおす必要があります。
また、Outlook 上での開封・未開封のアイコンも反映せず、常に未開封のアイコン状態になります。
Outlook へメールデータをエクスポート
1. Windows Live メールで [ファイル] – [エクスポート] – [メッセージ] の順にクリックします。
2. エクスポートする形式で、[Microsoft Exchange] を選択します。(「Microsoft Outlook」という選択肢はありません)
3. [OK] をクリックします。
4. [プロファイルの選択] 画面で 移行先の Outlook 2010 のプロファイルを選択して、[OK] をクリックします。プロファイルを複数作成していない場合は、そのまま [OK] をクリックします。
(Outlook 2010 を起動中の場合は以下の画面が表示されず、起動しているプロファイルにそのまま移行されます。)
5. [すべてのフォルダー] を選択して、[次へ] をクリックします。
([選択されたフォルダー] を選択してもいいのですが、サブフォルダまで選択しなければならないため、ここでは一旦すべて移行し、移行後に不要なものを削除します)
6. [完了] をクリックします。
7. Outlook の画面を開くと、すでに移行が完了していることが確認できます。
ただ、既存の受信トレイなどではなく、Windows Live メールで使用していたアカウント名のフォルダが作成され、その下の階層に送受信の各フォルダが移行されますので、既存の受信トレイなどに移動します。
また、Windows Live メールの他のフォルダ(下図の「マイクロソフト コミュニティ」や「購読しているフィード」など)もすべて移行されますので、不要なフォルダはすべて削除します。
なお、エクスポート実行時にエラーが発生する場合は、以下を参照してみてください。
・Windows Live メールから Outlook 2010 への移行時に「MAPI を初期化しようとして、エラーが発生しました」や「既定のメールクライアントが設定されていないか、または現在使用されているメールクライアントがメッセージングの要求を実行することができません」等のエラーが発生する
http://outlooknavi.net/article/182134717.html