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Outlook for Windows から Outlook 2011 for Mac へのデータ移行

公開日: : 最終更新日:2015/04/23 ■データ移行

概要

Office for Mac 2011 が発売されたことで、Windows 版の Outlook から Outlook 2011 へデータの移行が可能になりました。

今回はその手順をご紹介します。

Outlook 2011 のデータファイル形式は “olm” ファイル形式で、Windows の “pst” ファイル形式とは全く異なります。

そのためか、思ったより簡単にはいかないようです。

実際にはデータ移行を行うには、以下のような条件が必要です。

1. Outlook 2002 以前のデータファイルの形式を利用している場合は、Unicode に対応している Outlook 2003 以降のデータ形式に変更する必要がある。
2. Outlook 2011 側では、Exchange アカウントを作成する必要がある。

まず、1. については、Outlook 2002 以前のバージョンしか使用していない方は完全に該当しますし、Outlook 2003 以降のバージョンを使用していても、以前使用していたバージョンの pst ファイルをそのまま使用している場合は該当します。

そのような場合は、データ形式を変換するために Outlook 2003 以降のバージョンが入っている PC を別途用意する必要があります(一時的に利用できれば OK です)。

また、2. については、基本的に Exchange サーバーへの接続ができる環境ではないと設定が行えないため、一般的なプロバイダーのみを利用している場合は、残念ながら移行はできないことになります。

⇒Microsoft の公式サイトには上記のように記載があるのですが、実際は Exchange 環境がなくても移行は可能です。

(Entourage や Mail、Eudora から移行する場合は、POP や IMAP でも可能です)
上記の条件を両方満たすことができる場合は、以下の手順で移行を試してみてください。


対象製品

Outlook 2011 for Mac


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対処方法

移行するための手順は、Outlook のバージョンによって異なります。

・Outlook 2003 以降のバージョンを利用している場合
A.の手順から行います

・Outlook 2002 以前のバージョンを利用している場合
→B.の手順から行います




A. データファイルの形式を確認

(Outlook 2003 以降のバージョンを利用している場合)

移行するデータファイルが Unicode に対応しているバージョンかを確認します。

1. ナビゲーションウインドウ内のデータファイルの名前(初期状態では「個人用フォルダ」、Outlook 2010 の場合はアカウント名、または「Outlook データファイル」)を右クリックします。

2. [“個人用フォルダ” のプロパティ](または [データファイルのプロパティ])をクリックします。

3. [詳細] をクリックします。

4. [形式] の欄に「個人用フォルダファイル」(Outlook 2010 の場合は「Outlook データファイル」)とのみ書いてあれば、そのまま移行可能です。B.の手順でメディアに書き出して、E.を実行します

もし、「個人用フォルダファイル(97-2002)」(Outlook 2010 の場合は「Outlook データファイル(97-2002)」)と記載がある場合は、Unicode には対応していません。B.以降のすべての手順を経てから、Outlook 2011 に移行します。




B. データファイルの書き出し

(Outlook 2002 以前のバージョンを利用している場合、または Unicode に対応していない形式のデータファイルを使用している場合)

データファイルの書き出しを行います。

1. Outlook を起動します。

2. [ファイル] – [データファイルの管理] (Outlook 2010 の場合は、[ファイル] – [アカウント設定] – [アカウント設定(A)] – [データファイル] タブ)をクリックします。

3. [個人用フォルダ] 等の名前が書かれている項目(通常は [コメント] 欄に [メール配信場所] と記載がある項目)を選択し、[フォルダを開く] をクリックします。

4. 表示された画面内で移行したいデータファイル(初期状態では「Outlook(.pst)」で、Office の4色マークのアイコンのもの)を選択して、コピーします。

5. Outlook が起動しているとコピーできないため、Outlook のすべての画面を閉じます。

6. USB メモリや外付け HDD などのメディアに、コピーしたデータを貼り付けます。
データの書き出しができたら、C. の手順に進みます。


C. Unicode 形式のデータファイルを作成する

Outlook 2003 以降のバージョンがインストールされている PC を用意します。

まず、新規で移行するための Unicode に対応したデータファイルを作成します。

1. Outlook を起動します。

2. [ファイル] – [データファイルの管理](Outlook 2010 の場合は、[ファイル] – [アカウント設定] – [アカウント設定(A)] – [データファイル] タブ)をクリックします。

3. データファイルの管理画面で、[追加] をクリックします。

4. [Office Outlook 個人用フォルダファイル](Outlook 2010 の場合は、[Outlook データファイル])を選択して、[OK] をクリックします。

5. デスクトップなどを保存場所に選択し、[ファイル名] に任意の名前(”winpst”など)を入力して、[OK] をクリックします。

6. [名前] の欄(ナビゲーションウインドウに表示される名前)を、同様に任意の名前(”winpst”など)に変更して、[OK] をクリックします。(Outlook 2010 の場合はこの作業は必要ありません)

7. データファイルの管理画面に、今作成したデータファイルが表示されたことを確認して、[閉じる] をクリックします。



これで Mac に移行するためのデータファイルが作成されました。

続けて D.の手順で移行元のデータファイルを、作成したデータファイルにインポートします。




D. データファイルのインポート

移行元のデータファイルを作成したデータファイルにインポートすることで、データファイルの形式を変換します。

あらかじめ、デスクトップなどに移行元のデータファイルをコピーしておきます。

1. [ファイル] – [インポートとエクスポート](Outlook 2010 の場合は、[ファイル] – [開く] – [インポート] )の順にクリックします。

2. [他のプログラムまたはファイルからのインポート] を選択して、[次へ] をクリックします。

3. [個人用フォルダファイル(.pst)](Outlook 2010 の場合は、[Outlook データファイル(.pst)])を選択して、[次へ] をクリックします。

4. [参照] をクリックします。

5. 移行元のデータを選択して、[開く] をクリックします。

6. オプションの項目は特に変更せずに、[次へ] をクリックします。

7. [以下のフォルダーにアイテムをインポートする] にチェックを付けて、下のプルダウンで C.の手順で作成したデータファイル(”winpst” など)を選択し、[完了] をクリックします。

8. データがすべて移行されたか確認します。ナビゲーションウインドウ上では下に隠れている可能性があるため、スクロールして確認します。

9. Outlook を閉じます。

10. 新規で作成したデータファイルをメディアなどに保存して、Mac に移行します。




E. Outlook 2011 へのインポート

あらかじめ、Outlook 2011 に Exchange アカウントを作成し、 D.の手順で書き出したデータを任意の場所に置いておきます。

1. [ファイル] をクリックし、[インポート] をクリックします。

2.「Outlook データ ファイル (.pst または .olm)」をクリックして選択し、右矢印をクリックします。

3.「Outlook for Windows データファイル(.pst)」を選択し、右矢印をクリックします。

4. D.の手順で書き出したデータ(pstファイル)を選択して、[インポート] をクリックします。

5. インポートが完了したら、[完了] をクリックします。

正常にデータの移行が行えたか確認します。



なお、冒頭に記載したとおり、Windows 版の Outlook と Outlook 2011 とではデータファイルの形式が異なるため、移行した際にも移行したデータが独立して存在する形になります。

通常、左のナビゲーションウィンドウには、Outlook 2011 の既定の受信トレイなどが並んでいますが、その下に別途「個人用フォルダ」等のフォルダが新たに作成されます。

「個人用フォルダ」の左の三角をクリックして展開すると、その配下に以前利用していた受信トレイなどのフォルダが表示されます。

Outlook 2011 の受信トレイなどにデータを統一したい場合は、移行されたデータをドラッグして Outlook 2011 のデータファイルにまとめます。

また、連絡先(アドレス帳)や予定表などのデータも同様にそのまま移行されます。



なお、連絡先(アドレス帳)のデータのみ移行したい場合は、以下の手順で CSV 形式で別途書き出すことにより移行可能です。


F. Outlook のアドレス帳を CSV 形式で書き出す。

1. [ファイル] – [インポートとエクスポート] (Outlook 2010 の場合は、[ファイル] – [開く] – [インポート])の順にクリックします。

2. [ファイルにエクスポート] を選択して、[次へ] をクリックします。

3. [テキストファイル(Windows、カンマ区切り)] を選択して、[次へ] をクリックします。

4. [エクスポートするフォルダの選択] 画面で、エクスポートする連絡先フォルダ(既定では [連絡先])を選択して、[次へ] をクリックします。

5. [参照] をクリックします。

6. 保存先をデスクトップなどのわかりやすい場所を選択し、任意のファイル名(”winaddress” など)を付けて、[OK] をクリックします。

7. [次へ] をクリックします。

8. 念のため、[フィールドの一致] ボタンをクリックして書き出す項目を確認の上、[OK]、[完了] の順にクリックします。

9. エクスポートの画面が消えたら、保存場所を確認し、該当の CSV ファイルをメディアなどに保存して、Mac に移行します。


G. CSV ファイルを Outlook 2011 へインポート

あらかじめ、F.の手順で書き出した CSV ファイルを任意の場所に置いておきます。

1. [ファイル] をクリックし、[インポート] をクリックします。

2.「テキスト ファイルの連絡先またはメッセージ」をクリックして選択し、右矢印をクリックします。

3.「タブ区切り、コンマ区切りのテキスト ファイルから連絡先をインポート」を選択し、右矢印をクリックします。

4. F.の手順で書き出したデータ(CSV ファイル)を選択して、[インポート] をクリックします。

5. 連絡先のインポート画面の [インポート先 (Entourage)] ボックスに、Outlook で一致したフィールドが表示されます。(左の列には Outlook 2011 で使用可能なフィールドが表示され、右の列には インポートする CSV ファイルのフィールドが表示されます。)

左と右の項目を見比べて、該当する箇所にフィールドを一致させます。方法としては、インポート元ボックス(右の列)から インポート先ボックス(左の列)の右の列にフィールドをドラッグするだけです。

例:”電話 (勤務先)” を、”電話 1 (勤務先)” の隣のインポート先の右の列にドラッグ。

6. インポートしたい項目が一致したら、[インポート] をクリックします。

7. インポートが完了したら、[完了] をクリックします。

正常にデータの移行が行えたか確認します。

 
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