概要
Outlook 2010 でメールの添付ファイルを保存しようとすると、初期状態では保存場所は「ドキュメント」に設定されています。
ただ、送られたファイルはそのまま閲覧や編集をすることが多いためか、どちらかというとデスクトップに保存したいという人も多いです。
今回は Outlook 2010 で添付ファイルのデフォルトの保存場所をデスクトップに変更する方法について説明します。
対象製品
Outlook 2010
添付ファイルのデフォルトの保存場所の変更方法
Outlook 2010 から添付ファイルを保存する場合、初期状態では保存先がユーザードライブの「ドキュメント」に設定されています。
一旦ドキュメント以外の場所に保存した後に、再度別のファイルを保存しようとすると前に開いた場所が開きますが、Outlook を再起動するとまた「ドキュメント」が開くようになります。
毎回ドキュメント以外の場所に保存したい場合、レジストリを変更することで、デフォルトの保存場所を変更することが可能です。
今回はデスクトップを保存先として設定してみます。
デフォルトの保存場所を変更するためのレジストリ変更方法
以下の手順でレジストリを確認し、フォルダを開きます。
※注意※
以下の操作は Windows 内のレジストリの操作を伴うため、操作を間違うと Windows 自体が起動しなくなるなどのケースが発生する可能性があります。ご注意ください。
1. 念のため、Outlook を終了します。
2. レジストリエディタを開きます。
[スタート] – [すべてのプログラム] の順にクリックします。
[アクセサリ] の中から、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
2. 名前の欄に「regedit」と入力して、[OK] キーを押します。
3. ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら、[はい] をクリックします。
4. レジストリエディタが起動します。
5. 以下の順に項目をダブルクリック、または項目左の白い “▽” をクリックして下に展開していきます。
▼HKEY_CURRENT_USER
▼Software
▼Microsoft
▼Office
▼14.0
▼Outlook
Options
6. [Options] の項目を選択し、[編集] – [新規] – [文字列値] の順にクリックします。
7. 右のウィンドウに [新しい値 #1] という項目が作成されるので、[DefaultPath] （すべて小文字でもOK）と名前を入力し、Enter キーで確定します。
8. 作成した項目をダブルクリック、または [編集] – [修正] をクリックします。
9. 編集画面が表示されたら、[値のデータ] の欄に以下のパスを入力し、[OK] をクリックします。
（「ユーザー名」の部分は自分の PC のユーザー名を入力）
C:\Users\（ユーザー名）\Desktop
10. レジストリエディタの画面も [×] で閉じて、添付ファイルの保存を試すと、初回からデスクトップが開くようになりました。
