概要
Windows Update 後に、Outlook 2007 で以下のような現象が発生しています。
■予定表の画面から「電子メールで予定表を送信」のリンクをクリックして表示するダイヤログボックスから詳細を選択後、[OK] をクリックすると画面が消えて、メールで送信が行えない。
上記の症状は、以下の「Microsoft Office Outlook 2007 更新プログラム: KB2583910」の影響で発生していると思われます。
Microsoft Office Outlook 2007 更新プログラム: KB2583910
上記の症状が判明後、しばらく配信が停止になっていたようですが、また現在は再配信されているため、再発しているようです。
以下にその対処方法を記載します。
なお、Outlook 2010 でも発生し始めましたので、以下に記事をアップしました。
Windows Update 後、予定表をメールで送信できない(Outlook 2010)
対象製品
Outlook 2007
対処方法
(2012/01/22 追記)
本現象に対する修正プログラムがリリースされました。
■ Outlook 2007 修正プログラム パッケージの説明: 2011 年 12 月 13日
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2596985/ja
上記のページを開き、「この技術情報に対応する修正プログラムのダウンロードのリスト」のリンクをクリックして、修正プログラムのリンクをメールで受け取り、ダウンロードしてインストールすることで改善が可能です。
(以下、旧対処方法)
旧対処方法
該当の更新プログラム【KB2583910】を削除します。
更新プログラムの削除は、以下の手順で行えます。
(アンインストール時に、Office IME を閉じるか、などというメッセージが表示されることがありますが、その場合は「後で再起動する」を選択します)
■ KB2583910 のアンインストール
【Windows XP】
1. [スタート] – [コントロールパネル] の順にクリックします。
2. [プログラムの追加と削除] をクリックします。
3. 上部の [更新プログラムの表示] にチェックを付けます。
4. Microsoft Office Outlook 2007 更新プログラム: KB2583910 をクリックし、[削除] ボタンをクリックします。
<参考>修正プログラムをアンインストールする
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/713patchuninst/patchuninst.html
【Windows Vista】
1. [スタート] – [コントロールパネル] – [プログラム] の順にクリックします。
2. [プログラムと機能] をクリックします。
3. [インストール済みの更新の表示] (または [インストールされた更新プログラム] )をクリックします。
4. Microsoft Office Outlook 2007 更新プログラム: KB2583910 を右クリック、[アンインストール] をクリックします。
【Windows 7】
1. [スタート] – [コントロールパネル] の順にクリックします。
2. [システムとセキュリティ] をクリックします。
3. [インストールされた更新プログラム] をクリックします。
4. Microsoft Office Outlook 2007 更新プログラム: KB2583910 を右クリック、[アンインストール] をクリックします。
なお、Windows Update で自動更新が有効になっていると、再度自動的に更新を行ってしまい同じ現象が再発する可能性があるため、しばらくはその更新プログラムをインストールしないようにも設定したほうがいいでしょう。
手順は以下を参考にしてください。
■ KB2583910 の自動更新無効方法
Windows Update v6 で更新プログラムの非表示と復元を設定する方法
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/899791/ja
Windows Updateの特定の更新プログラムを非表示にする方法<Windows Vista(R)>
http://dynabook.com/assistpc/faq/pcdata/008913.htm
「Windows Update」特定の更新プログラムを非表示にする方法<Windows(R)7>
http://dynabook.com/assistpc/faq/pcdata/010200.htm