概要
2010年10月27日、Office for Mac 2011 が発売開始になりました。
Office for Mac 2011 では、”Outlook 2011″ がバンドルされました。
(「Home and Business 2011」と「Academic 2011」のみ。「Home and Student 2011」には含まれていません)
全体的なユーザーインターフェースは、Office 2010 にほぼ準じる感じのようです。また、Entourage でも一部対応していましたが、Exchange Server に全面的に対応したようです。
これで Windows 版の Outlook のデータを簡単に移行することができるようになりました。
詳細
これまで、Office for Mac のメーラーとして位置づけられていたのは Entourage でしたが、同じ Office 製品でありながら、Windows 版の Outlook とは互換性がなく、データ移行も一筋縄ではいきませんでした。
しかし、正式に Outlook 2011 がバンドルされることにより、pst ファイルの移行が簡単にできるようになりました。
ただ、注意点として、Outlook 2011 では pst ファイルの形式が unicode に対応していないと移行ができないようです。
そのため、Outlook 2002 以前のバージョンを使用していた人は、直接 Outlook 2011 にはデータの移行が行えません。
どうやら、現在のところ Outlook 2003 以上の製品を介することにより、データ形式を変更する形で移行するしかないようですね。
さらに、Exchange アカウントを作れる環境になければ、pst ファイルの移行はできないようです。そのため、一般のプロバイダーのメールアドレスやフリーメールのみを使用している方は残念ながら移行できません。これは、非常に残念でした。
ともあれ、Mac でも使い慣れたインターフェースでの操作ができるというのは、Outlook ユーザーにとっては吉報ですね。
Office for Mac:Outlook 2011
http://www.microsoft.com/japan/mac/outlook/whats-new