概要
Outlook 起動時に、以下のエラーが表示されて起動できないことがあります。
「不明なエラーが発生しました。エラーコード:0x80040600」
原因
メールデータなどを格納している「個人用フォルダファイル(.pstファイル)」に破損が生じているため読み込めない状態になっている可能性があります。
そのため、Outlook のプログラムの一部に保存されている「受信トレイ修復ツール」を利用して、「個人用フォルダファイル(.pstファイル)」を修復します。
対象製品
主に Outlook 2003・Outlook 2007
(Outlook 2010 についてはこちら)
対処方法
受信トレイ修復ツール(Scanpst.exe)の詳しい実行手順を、画面ショット付きで別ページに作成しました。(Outlook 2010 を含む)
よくわかる!受信トレイ修復ツール(Scanpst.exe)の実行方法
http://outlooknavi.net/article/163819234.html
Windows 8 の場合は以下のページを参照してください。
http://outlooknavi.net/%3Fp%3D103
文章のみでよければ、以下の手順を見て実行してください。
1.
<Vista および Windows 7の場合>
[スタート] – [コントロールパネル] – [ユーザーアカウント(と家族のための安全設定)] – [メール] の順番にクリックします。
(Vista で、クラシック表示の場合は [コントロールパネル] – [メール] の順番にクリックします。)
<Windows XP の場合>
[スタート] – [コントロールパネル] – [ユーザーアカウント] – [メール] の順番にクリックします。
(クラシック表示の場合は [コントロールパネル] – [メール] の順番にクリックします。)
2. [メール設定] の画面で [プロファイルの表示] をクリックします。
3. 使用中のプロファイルをダブルクリックします。
4. [データファイル] をクリックします。
5. 右に [既定] と書かれている [個人用フォルダファイル] をダブルクリックします。
エラーが表示されてコピーできない場合は、「(場所:」と書かれた右側のパスとファイル名(「Outlook.pst」など)をメモします。
6. パスを右クリックして [すべて選択] をクリックし、青く選択されたら再度右クリックして [コピー] をクリックします。
7. すべての画面を閉じます。(Outlook が起動していると「受信トレイ修復ツール」が実行できません)
8. [スタート] – [コンピュータ(または マイコンピュータ)] の准に開いた後、以下の順番にフォルダを開いていきます。
<Outlook 2007 の場合>
Cドライブ(Office をインストールしているドライブ)
→ Program Files
→ Microsoft Office
→ Office 12
<Outlook 2003 の場合>
Cドライブ(Office をインストールしているドライブ)
→ Program Files
→ Common Files
→ System
→ MSMAPI
→ 1041
9. 「SCANPST.EXE」ファイルを探して、ダブルクリックします。
10. 「受信トレイ修復ツール」の画面が表示されたら、[スキャンするファイル名] の欄を右クリックし、[貼り付け] をクリックします。
メモをした場合は、メモした内容の末尾に「Outlook.pst」などのようにファイル名を最後に書き加えます。
11. [開始] をクリックします。
※データファイルの容量によってはファイルのスキャンには時間がかかる場合があります。
一見、止まったように見えても実行されている可能性があるので、強制終了などはできるだけ避けたほうが無難です。
12. 「このファイルにエラーが見つかりました」などの表示が出た場合は下の [修復] をクリックします。
※ここでも砂時計などになり、止まったように見える場合があるようですが、できるだけそのまま待ったほうがいいと思います。
13. 「修復が完了しました」と表示されたら、[OK] で画面を閉じます。他の画面もすべて閉じます。
14. Outlook の起動を確認します。