※2013年10月の更新プログラム適用後に、「実行できるようにはなっていません。」や「アップグレード実行中」、「インターネット FAX~」と表示される場合は、以下のページを参照してください。
Windows Update 後、Outlook 2010 を起動すると「実行できるようにはなっていません。」と表示されたり、「アップグレード実行中」で送受信できない
概要
異なるバージョンの Office 製品を同一 PC にインストールしている場合、Office 製品が起動できなくなったり、Outlook で送受信等ができなくなるケースがあります
。
Excel や Word などの他のアプリケーションでも起動できないなどの支障が生じるケースがありますが、Outlook が一番影響受けやすく、症状が発生しやすいようです。
例:
PowerPoint を使用したかったため、Office Personal 2007 がプリインストールされている PC に Office 2000 をインストールした。
その後、メールの送受信の際にエラーが表示されて、送受信ができない。
【エラーメッセージ】
Office 製品の競合が発生する場合、かなりバラエティに富んだエラーがメッセージが表示されますが、例として以下のようなエラーが発生します。
多くは起動時に発生しますが、送受信や他の操作時に発生するケースもあります。
・0x80040154
・0x800700c1
・Internet Explorer スクリプトエラー このページのスクリプトでエラーが表示されました Line 303 文字 1 コード 0 URL Outlook Today
・MAPI32.dll が壊れているか、バージョンが違っています この問題は他のメッセージアプリケーションをインストールしたために発生した可能性があります Outlook を再インストールしてください
・既定のメール フォルダを開けません アイテムを開けませんでした もう一度試してみてください
・既定のメール クライアントが設定されていないか、既定のメールクライアントがメールを受け取れない状態にあります Microsoft Office Outlook を起動して、既定のメールクライアントに指定してください
・既定のメール クライアントが設定されていないか、または、現在使用されているメールクライアントがメッセージングの要求を実行することができません。Microsoft Office Outlook を実行して、既定のメールクライアントとして設定してください。
・既定のメール フォルダを開けません。サーバーが利用できません。この状態が続くようであれば、システム管理者に連絡してください。
・機能拡張 コンフィグレーション ファイル C:Program FilesMicrosoft OfficeOffice1*Addins~.ecf をセットアップできません。ファイルの構文、または形式に誤りがあります。
・このインフォメーション サービスは使用中のコンピュータにインストールされていません
・このページのスクリプトでエラーが発生しました
・実行できるようになっていません
・操作を完了できませんでした。誤ったパラメーター値があります。
・デフォルトのメール クライアントが設定されていないか、現在のメール クライアントがメールを受け取れない状態にあります。
・ファイル OPMAPI32.dll はMicrosoft Office Outlook とは互換性がありません。Outlookを再起動してください。
・Microsoft Office Outlook を起動できません。Microsoft Office 共有ユーティリティを初期化できません。コンピュータを再起動するか、Microsoft Office Outlook を再インストールしてください。
・メモリまたはシステム リソースが不足しています。いくつかのウィンドウまたはプログラムを終了してから、再度実行してください。
・メール プロファイル Outlook は新しいバージョンの Outlook で作成されたものであり、現在お使いの Outlook バージョンと互換性のない情報が含まれている可能性があります。このプロファイルで問題が発生する場合は、新しいプロファイルを作成してください。
・レジストリ または インストールに問題があるため、操作は失敗しました。
対象製品
ほぼすべてのバージョンの製品
原因
異なるバージョンの Office 製品をインストールした場合、より新しいバージョンがインストールされている状態で、古いバージョンのインストールを行うと、Office 製品が競合を起こすためです。
Office 製品は、古いバージョンの製品がインストールされている環境に新しいバージョンの製品をインストールする場合には、基本的に問題は発生しませんが、逆に新しいバージョンの製品がインストールされている環境に古いバージョンをインストールすると競合が発生し、動作に問題が発生する場合があります。
例:
Office 2007 がプリインストールされている PC に Office 2010 をインストールした。
→問題なし
Office 2007 がプリインストールされている PC に Office 2003 をインストールした。
→問題発生
対処方法
コントロールパネルから、全 Office 製品を一旦アンインストールし、古いバージョンの製品からインストールしなおします。
アンインストールの順番はどのバージョンからでも問題ないようです。ただ、再インストールの順番は、必ず古い順からのインストールが必要です。
もし、コントロールパネルからの通常アンインストールが行えない場合は、以下ページの手順でアンインストールを行うといいでしょう。
アンインストールができない場合 その1( Fix it を使用したアンインストール)
http://outlooknavi.net/article/164447950.html
○参考ページ
Office 2003 を削除する方法
http://support.microsoft.com/kb/881275/JA/
Office 2007 を削除する方法
http://support.microsoft.com/kb/931679/
Office 2010 を削除する方法
http://support.microsoft.com/kb/2407454/ja
Office 2003 をセットアップするには
http://support.microsoft.com/kb/881272/ja
Office 2007 をインストールする方法
http://support.microsoft.com/kb/931687/ja
Office 2010 をインストールする方法
http://support.microsoft.com/kb/2179278/ja
64 ビット版の Office 2010 をインストールする方法
http://support.microsoft.com/kb/2248011/ja