概要
Windows 8 Release Preview で Outlook 関連の動作をいくらか確認したのですが、少々おかしな動作があったので書いてみます。
Outlook 2010 で Hotmail アカウントを MAPI で作成するとき、自動的に判別して Outlook Hotmail Connector をインストールしようとするのですが、インストール自体は完了しても、うまく機能が読み込まれないことがあるようです。
詳細を以下に記載します。
対象製品
主に Outlook 2010
動作状況
Outlook 2010 の自動アカウントセットアップで Hotmail アカウントを設定しようとすると、自動的に MAPI アカウントを作成すると判断して、Outlook Hotmail Connector をインストールしようとします。
画面の誘導に従ってインストールすると、正常にインストールは完了します。
ところが、インストール画面を [完了] しても、自動アカウントセットアップの画面にそのまま戻ってしまいます。(「戻る」というよりは、設定画面がそのまま変化なく残っている状態です)
そして、再度 [次へ] をクリックしても、再度インストールを促す画面が表示されます。
当然 Outlook Hotmail Connector 自体は正常にインストールされているので、インストーラーを起動しても、今度は修復するか、アンインストールするかの選択画面になってしまいます。
インストールしようと読み込んだ Outlook Hotmail Connector のバージョン等が古いのか?と確認してみても、現在の最新版である「14.0.6106.5001」が間違いなくインストールされています。
そこで、一度アカウント作成の画面や Outlook 関連の機能を全部停止して、あらためて Outlook を起動しなおしたところ、今度は正常に Hotmail の MAPI アカウントが作成されました。
通常は、Outlook Hotmail Connector がインストールされると自動的にアカウント作成完了まで行くのですが、ここの動作がうまく連携していないようです。
何度か試してみましたが、再現性がありました。
Windows 8 のリリースと同時期と考えられる Office の次期バージョンがリリースされたら、新しい OS と Outlook 用の Outlook Hotmail Connector がリリースされる可能性は高いと思うので、このあたりの動作については問題が解消されると思われますが、もしかしたらこのままになってしまうような気もしないでもありませんので、一応記事にしてみました。